1)4点複合順送加工


クリック機構部品


複合順送加工 全体図 クリックすると拡大します。 複合加工順送 複合図 クリックすると拡大します。 複合加工順送 完成図 クリックすると拡大します。
全体図 複合図 完成図

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生産数量・特徴

生産数量:月産3万台
特  徴:ポータブルCDの蓋開閉部分のクリック機構を持つ部品

被加工材


クリック部品: SUS304 1/2H t=0.4
構 成 部 品:
SUS430
t=0.6 1点
t=0.4 1点


プレス機械


形    式: ダブルクランクプレス
加工能力: 125トン


加工条件


加工圧力: 60トン
回 転 数: 100spm


金型


工程数 クリック部品 9ステージ
構成部品1,2 14ステージ
構成部品3 12ステージ


材    質:(パンチ) SKD11,HRC63
             (ダ イ)   SKD11,HRC60


工法転換


狙い・目的:コストダウン(軸およびカシメ行程の廃止)


効果



従来の工法では、4点の部品を別加工し、段付き軸を用いてカシメを行っていたが
本工法により28.5%のコストダウンとなった。
(従来の工法では、31.25円、本工法で23.35円とした場合)
また、軸カシメにまつわる欠品・カシメ強度不足などの不良対策がクリアーし、
仕掛かり在庫の削減にも貢献している。


金型設計のポイント



・4部品のうち、2部品が同一材料なので、同じコイル材からとることにした。
・4部品がそれぞれ積み重なる構造のため、1本の材料からとる2部品は
 レイアウト上で段を付けることにした。

・4部品を集合し、カシメと同時に分断する方法を採用したため、
下記の問題を製品設計者と協議し、設計方法により解決した。

    ①切り離し部分のカット位置は、カシメ部分と干渉しないこと。
    ②バリ加工が同一になるため、摺動部を面打ちを施す。
    ③金型マッチングは、摺動部をさけるべく、形状を考慮する。
    ④クリックフリーの部分にて組み合わせることとする。
    ⑤クリック力が調整できる金型構造とする。



2)ポータブルMD部品の複合

ポータブルMD部品


生産量:5万~7万台/月
特    徴: A部品とB部品が、C部品によって規制される角度をもって開閉する。

MD部品 部品図(閉じたとき)クリックすると拡大します。 MD部品 部品図(開いたとき)クリックすると拡大します。
 部品図(閉じたとき) 部品図(開いたとき)

MD部品 全体図 クリックすると拡大します。 MD部品 複合図 クリックすると拡大します。 MD部品 完成図 クリックすると拡大します。
全体図 複合図 完成図


カシメ部詳細図をご覧になる方はこちら




被加工材


A部品:SUS430-CP t=0.4 B部品:SUS430-CP t=0.4 C部品:SUS430-CP t=0.3


プレス機械


形式:ダブルクランクストレートサイドプレス 加工能力:300t


加工条件


加工圧力: 約80t
回 転 数 : 60spm
製品排出: エアー強制排出


金型


工程数:(A部品) 22ステージ
     (B部品) 34ステージ
     (C部品) 8ステージ
金型材質:(パンチ) SKD-11 HRC 63
金型材質:(ダ イ)  SKD-11 HRC 60


工法転換


《狙 い》 ・コストダウン(軸およびカシメ行程の廃止)。
・SUS材における極細径バーリングカシメの実現。


効果


従来の行程では、部品Aと部品Bを断付軸にてカシメて、
次に部品Cを同じく断付軸にてカシメる。
これを、縦走型にて同時にプレスからカシメまでを完了し、完成品にする。


《金額的効果》
・従  来: 部品3点のプレス加工後、軸3本カシメ
計48.5円(輸送費・管理費などを含む)
 ・本工法:   35.6円(       同       )

約12.9円の効果


《その他の効果》

・軸をカシメることによる強度不足や欠品対策。
・途中仕掛かり在庫の削減にも効果がある。


金型設計のポイント


・A部品とB部品との開き角が少ないため、C部品の供給にかなりの制約を受けた。
・また、C部品を最終的に切り離す部分の確保が困難であった。
・C部品の材料歩留りが悪いが、開き角の関係でやむを得なかった。


《複合による注意点》

・バリ方向が全部品同一となるため、干渉部は面打ちなどのバリ対策を行う。
・切り離し部分は、回転時、部品同士が位置を避けること。
・マッチングは、摺動部を避ける。
・バーリングカシメ部は、調整が可能な型構造とする。



3)金型内組立

電池端子Assy

   
生産量:3~5万/月
特 徴: 従来は、2個の部品をプレス加工後、軸をカシメることによって組立完成させる。
これを、部品Bに外側にダボを出し部品Aに差込みダボ先端を潰すことを一つの
金型によって組立まで完了し、軸と組立工数を廃止するものである。(図参照)


レイアウト例

金型内組立 全体図  金型内組立 複合図  金型内組立 完成図
全体図 複合図 完成図

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CAD図
金型内組立 CAD図



被加工材: A部品(本体) C2680-H t=0.4
(ストライブ金メッキ材)
B加工品(子部品) C2512P-H t=0.4
(Niメッキ鋼板)

加工条件: 使用機械 50tonストレートサイドプレス
回転数 60spm
製品排出 エアー強制排出

金型: A部品(本体) 22ステージ
B部品(子部品) 17ステージ
金型材質 パンチ: SKD-11 HRC-63
ダイ: SKD-11 HRC-63

工法転換: ①コストダウン
狙い: 従来工法(板金2型、軸カシメ) 約21円
本工法(1型完結) 約17円
約4円のVA効果
②軸カシメによるトルク不足などの品質改善
③途中仕掛かりの改善
④従来の軸はきわめて小さく作業効率が悪い

本工法のポイント: A部品にB部品のダボを入れて曲げる。
曲げ後、B部品のダボ先端を潰し開き防止する
カシメた際、回転にある程度負荷を持たせ、
その負荷は回転中にムラがないようにする